艦攻の雷撃攻撃の回避パラメータは回避値ではない

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艦攻の雷撃攻撃回避について検証しました。検証記事なので超長いです。

はじめに

艦攻の雷撃は回避値で回避と書かれているサイトを散見しますが、検証・根拠等を自分では見つけられなかったので計測することにしました。

エクセル・オープンオフィスをお持ちの方は、こちらのファイルを見ながら、以下の文章を読んでいただければ、分かり易いと思います。

エクセルファイルのタブは、今回は「実験前」・「実験1」・「実験2」を使います。

DLはこちら→kankoutropedo2

検証前

とりあえず、検証前にだいたいの目安を計るために簡単な計測をしてみました。

フレンド演習で、回避の高いけど、対空は低い駆逐艦と、回避も高くて、対空も高い駆逐艦で差が出るか見てみました。

自艦隊が、空母4隻で、艦上攻撃機と艦上戦闘機だけ装備しています。

敵艦隊は、回避が高いが対空は低いヴェールヌイとジャッカル・ル・ファンタスクをグループ1とし、回避も対空も高い綾波グローウォームをグループ2、それ以外の大淀をグループ3としました。

開幕航空戦だけを計測し、開幕航空戦をHP1以上で生存した艦に〇をつけます。試しなので20回計測します。

kankou2

簡単な計測ですが、艦攻の回避と回避値には相関があるとは言いにくいですね。もし艦攻の回避が回避値ならば、グループ1とグループ2で差がでないはずです。ですが、明らかにグループ1とグループ2では生存確率に差があります。

一応、艦爆機で攻撃した時のデータを貼り付けておきます。計測方法は同じです。

艦攻の時と似ている結果になりました。艦爆の回避は対空値ですので、対空値の高いグループ2の艦の生存確率が高いのも理解できます。艦隊対空補正などは、そこまで結果に影響のないことと、この計測自体簡単なもののため無視してます。艦攻の回避に回避値は関係ない可能性があるという事と、対空値が関係している可能性があるが分かります。

検証内容

・開幕航空戦における艦攻の回避には、回避値が関係あるか

・開幕航空戦の艦攻の回避は対空値は関係するのか

定義

回避値・・・艦のステータスにある回避のことを指します。

発艦数・・・1度の戦闘で発艦する各スロットの航空機の数です。当ブログでは「飛行隊規模」と呼んでいましたが、これからは「発艦数」と呼びます。

未撃墜と撃墜・・・開幕航空戦では、発艦した艦を撃ち落とす時があります。撃墜できなかった時と撃墜した時で、何が変わるのか不明ですが、一応今回の実験では分けて検証します。

航空戦・・・開幕航空戦と呼ばれているやつです。

40mm対空機銃・・・正式名称は「ボフォース40mm対空機関砲(四連装)」です。アラスカ、グアムが持ってくる金ホロ対空機銃です。長いので略します。対空装備といったらこれを指します。

ハイブリット装備・・・対空装備のボフォース40mm対空機関砲(四連装)x1と回避装備である改良エンジンx1を装備しています。対空と回避がどちらも増えてます。

回避装備・・・改良エンジンを装備してる状態です。

実験方法

フレンド演習で、自艦隊1隻vs敵艦隊空母1隻で計測します。

敵艦隊が開幕航空戦を行います。こちらが応戦し、発艦機のグラフィックを撃墜したか、してないかを初めに計測します。そして、撃墜の有無に関わらず艦攻が魚雷を投下するので、その魚雷が自艦隊に命中したかどうかも計測します。回避すれば「回避」、HP0で戦闘不能ならば「×」、被弾してもHPが1以上残っていれば「被弾」と判定します。これで回避確率を算出しますが、HPが1でも減っていたら回避失敗と見なします。つまり、「回避」判定なら回避成功と見なし、「×」、「被弾」ならば回避失敗と見なします。これを、未撃墜の時と撃墜の時を分けて調べます。

未撃墜と撃墜を区別する理由

2つの仮説が考えられるからです。1つ目は撃墜かどうかも、魚雷の回避も対空値で計算しているのではないかということです。2つ目は、撃墜かどうかは対空値で計算して、魚雷の回避には回避値を参照しているのではないかということです。もし未撃墜と撃墜を区別しなく測定してしまうと、仮に後者の仮説が正しかったとしても、撃墜フェイズで全部打ち落としてしまっていて、魚雷攻撃ができなかったとしても、区別して測定してないと、対空を上げれば魚雷を食らわないと安易に結論付けてしまう危険性があるので、未撃墜と撃墜を区別しています。未撃墜ならば、全艦攻機が撃墜されているということはまず無いと考えられるので、残っている機で魚雷攻撃をしてくるはずです。未撃墜状態での魚雷回避率を求めることで、仮説2の撃墜は対空値、魚雷の回避は回避値が正しいかどうか求めることができるからです。逆に仮説1は総回避率を見ればよいです。

中国のサイト(nga)では、最初に航空機の損害を計算してから、ダメージを計算するとあるので、今回はこれを採用します。

回数 航空戦 砲撃戦
1 未撃墜 ×
2 未撃墜 被弾 ×
3 未撃墜 回避
4 撃墜 回避

回数1では、開幕航空戦で敵艦攻を撃ち落さなくて、その魚雷で戦闘不能になった。

回数2では、開幕航空戦で敵艦攻を撃ち落さなくて、その魚雷で被弾したが戦闘不能にはなっていない。そして砲撃戦で敵空母からダメージを受けて戦闘不能になった。

回数3では、開幕航空戦で敵艦攻を打ち落さなかったが、魚雷を回避した。砲撃戦では、敵からのダメージを回避して、戦闘終了。

回数4では、開幕航空戦で敵艦攻を打ち落とし、魚雷を回避。砲撃戦も回避して戦闘終了。

*今回は砲撃戦時のデータは使いません

実験内容

実験1

ル・ファンタスクに、「40mm対空機銃」x2装備時、「改良型エンジン」x1と「40mm対空機銃」x1装備時、「改良型エンジン」x2装備時で航空戦と砲撃戦での回避率を調べます。「40mm対空機銃」x2装備時は60回、「改良型エンジン」x1と「40mm対空機銃」x1装備時も60回、「改良型エンジン」x2装備時は30回計測しています。回避装備だけ30回計測なのは、結果を見れば分かりますが、60回やっても有意義なデータが取れないと判断したからです。

敵艦はホーネットです。

ル・ファンタスクを選んだ理由は、素の回避値が高いからです。艦攻の回避が回避値というのが本当ならば、素の回避値が高い&回避装備で更に回避値を増やせば、雷撃を避けまくる顕著なデータが出ると考えたからです。なので、この検証は厳密には回避にゲタを履かせてある、不公平と言えば不公平な検証と言えます。

exp1

実験2

主に航空戦での検証を使います。

ル・ファンタスクに、「40mm対空機銃」x2装備時、「改良型エンジン」x1と「40mm対空機銃」x1装備時、「改良型エンジン」x2装備時で航空戦と砲撃戦での回避率を調べます。「40mm対空機銃」x2装備時は60回、「改良型エンジン」x1と「40mm対空機銃」x1装備時も60回、「改良型エンジン」x2装備時は30回計測しています。

敵艦はレキシントンです。

exp2

検証データ

かなり長くなりますので、詳しいデータを参照されたい方は、エクセルファイルか、画像をクリックして見てください。

実験1

クリックすると拡大画像でます。

end11

結果

end1

-40mm機銃x2装備(対空装備)

撃墜できなかったのが28回で、撃墜したのが32回でした。

60回中回避したのが41回。

未撃墜だと28回中14回回避に成功。回避成功50%
撃墜だと32回中27回回避に成功。回避成功84%

-40mm機銃x1と改良エンジンx1装備(ハイブリッド装備)

撃墜できなかったのが45回で、撃墜したのが15回でした。

60回中回避したのが25回。

未撃墜だと45回中10回回避に成功。回避成功22%
撃墜だと15回中15回回避に成功。回避成功100%

-改良エンジンx2装備(対空装備)

撃墜できなかったのが29回で、撃墜したのが1回でした。

30回中回避したのが5回。

未撃墜だと29回中5回回避に成功。回避成功17%
撃墜だと1回中0回回避に成功。回避成功0%

実験2

end22

結果

end2

-40mm機銃x2装備(対空装備)

撃墜できなかったのが42回で、撃墜したのが18回でした。

60回中回避したのが34回。

未撃墜だと42回中16回回避に成功。回避成功56%
撃墜だと18回中18回回避に成功。回避成功100%

-40mm機銃x1と改良エンジンx1装備(ハイブリッド装備)

撃墜できなかったのが53回で、撃墜したのが7回でした。

60回中回避したのが30回。

未撃墜だと53回中23回回避に成功。回避成功43%
撃墜だと7回中7回回避に成功。回避成功100%

-改良エンジンx2装備(対空装備)

撃墜できなかったのが30回で、撃墜したのが1回でした。

30回中回避したのが5回。

未撃墜だと30回中3回回避に成功。回避成功10%
撃墜なし。回避成功0%

まとめ

実験1

end111

実験2

end222

実験1,2から、まず言えることは、艦攻の雷撃に対して、回避値は回避としては働いていないということです。むしろ対空値のほうが関係性が高いといえる。実験1はLv9の自艦隊と、LV9の敵艦隊のデータなので、強さ的に丁度良く、データも奇麗に取れたと思う。実験2は敵艦隊がLv17で強化による火力も上げているので、格上との戦いになって、要求対空値が上がって、対空装備とハイブリット装備で対空値が9違うことが、あまり差が出なくなったのではないかと思われる。対空装備のが低くなっているのは、乱数の偏りによるものだと考えられる。

また、撃墜したときは、高い確率で回避することが分かった。ほぼ回避することができるが、時々被弾したので絶対ではない。撃墜もやはり、対空値が高いほど撃墜数が多くなるので、回避率も上がっている。

2つの仮説に関しては、1つ目の撃墜かどうかも、魚雷の回避も対空値で計算している立場を採用するならば、総回避割合を比較していけばよい。2つ目の撃墜かどうかは対空値で計算して、魚雷の回避には回避値で計算しているのではないかという立場を採用するなら、未撃墜での回避割合を見ていけばよい。どちらの立場にしても、艦攻の回避に回避値は関係性が薄いということは同じである。対空値が回避に関係している可能性が高いということも同じくいえる。なので仮説の1つ目が正しいと思う。しかし、実験2の対空装備での未撃墜での回避率などもあるので、どの程度関係するのかは、もっと試行回数を増やしてデータをとらないと何とも言えない。

あと、長さの関係で省略したが、砲撃戦の航空機攻撃でも対空値が高いほど回避していた。

まとめのまとめ

・艦攻の雷撃の回避に、回避値はまず影響しない。

・艦攻の雷撃回避に対空値は関係するだろう。関係の度合いはもっとデータが必要

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