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偵察機にも対空+1や+2が付いていることに気が付いた。すると偵察機は制空権争いに参加し、ひょっとしたら制空権を取れるのではないかと考えた。実際に偵察機だけで制空権をとれるかどうか検証してみた。
コンテンツ
はじめに
偵察機には、対空+1とかついている。制空権を取るうえで必要な数値が対空だ。つまり、偵察機で制空権は取れないだろうかと考えた。しかし、海外のサイトを見ても、制空権の計算には戦闘機でしか計算されていない。偵察機は制空権計算には含まれないというルールがあるのか、それとも単に偵察機の制空にはまったく誰も興味がないだけなのか、不明瞭でしたので、再確認の意味も込めて、偵察機で制空権がとれるか検証してみました。
仮説その1
偵察機も、制空権計算にふくまれるのではないのか?
前提知識
この検証では、制空権の計算に関する知識が必要となっています。簡単にここでも説明しますが、詳しく制空権について知りたい方はこちらをどうぞ。
飛行隊規模 = 3 + int(空母の火力/5) :飛行隊規模は一度の戦闘で飛び立つ1つのスロットの戦闘機の数
1スロットの制空値 = log{(飛行隊規模+1)*2}*戦闘機の対空値
艦の制空値 = 1~4の制空値の合計
艦隊の制空値 = 艦隊全部の艦の制空値の合計
艦隊の制空値と敵艦隊の制空値を比べて、敵艦隊の制空値*1.5 ≧ 自艦隊の制空値 ≧ 敵艦隊の制空値/3 なら、『航空均衡』となる。
ここまでが前提知識の大まかな説明となる。
検証方法
1-4-BOSSの輪形陣で出てくるMOB軽空母Ξ級Ⅰから制空権がとれるかどうか確かめる。この軽空母Ξ級Ⅰは、空母系の敵として一番弱いので、対空+1や+2ぐらいしかない偵察機の制空権を調べるのに適していることと、BOSSでしか空母系の敵が出てこないので、道中で機体を失う可能性がないこともこの検証に適していると判断した。
検証
サンプル1
以下の艦隊を用意した。
ビスマルク~プリンツ・オイゲンまでは、制空に関する装備は一切いれていない。対空補正や主砲による対空+αもないものを装備した。軽空母ボーグのみが制空権計算に参加できるかどうかという状態である。
ボーグには、3スロットともに、偵察機AR196(対空+2 爆装+1 索敵+6 対潜+2 命中+1)を装備している。もし偵察機が制空権計算に含まれるとするならば、制空値は以下のとおりになる。
飛行隊規模 = 3 + int(6/5) = 3 +1 = 4
この状態のボーグは一度の戦闘で各スロットから4機ずつ発艦できると考える。3スロット目は3機が最大値なので、3機が発艦するとする。
スロット1の制空値 = log{(4 + 1 )*2}*2 = 4.60 (各スロット小数点以下省略)
スロット2の制空値 = log{(4 + 1 )*2}*2 = 4.60
スロット3の制空値 = log{(3 + 1 )*2}*2 = 4.15
ボーグの制空値 = 4.60 + 4.60 +4.15 = 13.35
13.35が艦隊全体の制空値となる。
BOSSマスの輪形陣では軽空母Ξ級Ⅰが二体でてくる。それぞれの制空値は、火力が5で対空+2の戦闘機を1スロット装備しているので、以下の通りとなる。
軽空母Ξ級Ⅰの部隊規模 = 3 + int(5/5) = 4
軽空母Ξ級Ⅰの制空値 = log{(4 + 1 )*2}*2 = 4.60
それが2体いるので、
敵艦隊の制空値 = 4.60 x 2 = 9.20
となる。
自艦隊の制空値が13.35 で、敵艦隊が9.20なので、仮説上では『航空均衡』になるはずである。
しかし結果は違っていた。
実際の結果は『制空権喪失』であった。そもそも開幕航空戦にて自艦隊から飛行機のグラフィックすら出ることはなかった。しかも戦いの後、残存機体を調べたらどのスロットの偵察機も1機も喪失していなかった。つまり発艦すらしていないということだ。
結論
このことから、導き出されることは、偵察機はたとえ対空+1あったとしても、開幕航空戦には参加しないし、制空権計算にも含まれないということである。
仮説その2
しかし、ここで疑問が一つ湧いた。もし戦闘機を連れて行ったとすれば、そこに偵察機の対空の値が加算されるのではないかということだ。
検証その2
このことも調べるためにサンプル2を用意した。
サンプル2
今回も、制空計算に含まれるかもしれない装備をしているのはボーグだけである。艦隊が4キャラに減っているが、それは1-4でのBOSSマスへ行きやすいようにする為であり、制空権計算にはなんら影響を及ぼさない。
装備は、1スロット目に戦闘機F4F(対空+5)、2スロット目に偵察機AR196である。
制空権計算は、以下の通りとなる
もし、偵察機の対空が含まれないならば
制空値 = log{(4 + 1)*2}*5 = 11.51
となって、これは敵の制空値9.20の1.5倍以内なので、『航空均衡』となるはずだ。
もし、偵察機の対空が含まれるとしたら
制空値 = 11.51 + 4.60 = 16.11
となるので、敵の制空値9.20の1.5倍である13.8を超えているので、『航空優勢』となるはずである。
結論その2
結果は、「航空均衡」であった。
つまり、戦闘機がいても偵察機は制空権計算にはまったく影響しないということだ。
総合的な結論
最初の仮説と結果、二つ目の仮説と結果を鑑みると、どうやっても偵察機は、制空権争いには参加しないということである。よって、制空権計算は戦闘機のみを考慮すればいいという、従来からの考え方で何ら問題ないという結論に達する。
新理論などはこの投稿では、出ることはなかったが、従来からの考えを再確認し、それを補強できたことは意義深い。
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