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対潜水艦攻撃に関する投稿の第三部として、対潜における軽空母と航空戦艦について取り扱う。
はじめに
駆逐艦と軽巡洋艦の対潜水艦ダメージ計算式は、実験Ⅰ~Ⅲそしてシナジー効果の検証を通じて、例外を出すことはなかった。かなり正確性のある計算式であると言える。だが対潜攻撃をできるのは、駆逐艦と軽巡洋艦だけではない。軽空母そして、航空戦艦までもが対潜水艦攻撃をおこなえるのである。今回は軽空母と航空戦艦について調べていきたいと思う。
計算式
海外サイトにおいても、軽空母の対潜ダメージ式は、完全に確定しているとは言いにくい。一つ言えるのは、駆逐艦・軽巡洋艦の計算式とは違うということである。そしてこれが、可能性の高い計算式である。
攻撃力 = (艦の対潜値/3 + 30 ) * (1+ 非爆雷対潜値/15)*状態係数*残弾係数*昼戦乱数*クリティカル係数
最終ダメージ = 攻撃力 – 敵装甲値*(攻撃力/(2*攻撃力+0.5*敵装甲値))
非爆雷装備の対潜値/10から/15へ変更されている。駆逐艦と軽巡よりも、対潜装備の効果が効きにくくなっているのである。あくまでも軽空母による対潜攻撃はおまけということだろうか。軽空母では、爆雷とソナーは装備することができない。非爆雷装備として、艦上/水上航空機を装備することができる。
航空戦艦の場合は更に、資料がない。航空戦艦は開幕反潜戦にも、初回砲撃でも潜水艦を攻撃することはないが、次号砲撃戦において潜水艦を攻撃することもできる。なのでダメージの処理がいままでの艦と全く違う可能性もある。なお、装備できる非爆雷装備は、水上航空機のみである。今回は、航空戦艦のダメージ計算式は軽空母と同じと仮定して考えていく。
軽空母の場合
理論上のダメージ
今回の実験には瑞鳳を使用する。LV43、素の対潜値0、対潜+3の偵察機を2スロット。
敵艦隊はいつもの通り、フレンド演習アルバコアLV2
攻撃力 = (艦の対潜値/3 + 30 ) * (1+ 非爆雷対潜値/15)*状態係数*残弾係数*昼戦乱数*クリティカル係数
式には、艦の対潜値は0、非爆雷対潜値は6、状態係数、残弾係数、クリティカル係数はいずれも1、昼戦乱数は0.89~1.22であるので、攻撃力の最大値と最小値は以下のとおりである。
攻撃力(最大値):51.24 攻撃力(最小値):37.38
小数点以下は切り上げの可能性があることが、前回の実験後にわかったので今回は端数を切り上げしておく
攻撃力:38~52 の間となる。
これを最終ダメージ計算式に代入する。敵装甲は10。
最終ダメージ(最大値):47.22 最終ダメージ(最小値):33.30
切り上げ処理をおこなう。
最終ダメージ:34~48
瑞鳳は、アルバコアに34~48の間のダメージを与える計算となる。
実際のダメージ
長くなりますので結果だけ記入します。
サンプル数:50回
理論上外のダメージ:0回
ダメージの範囲:34~48
ダメージ平均:41.06
50回演習を行った。1回missがあったのでそれを除いて、範囲・平均をだした。理論上のダメージ値である34~48にあてはまらないデータは1回もなかった。軽空母の対潜計算式はこの計算式で合っているだろう。
航空戦艦の場合
これが航空戦艦の装備である。電探x2装備に軽空母と同じ水上偵察機を2スロット装備した。
攻撃力 = (艦の対潜値/3 + 30 ) * (1+ 非爆雷対潜値/15)*状態係数*残弾係数*昼戦乱数*クリティカル係数
式には、艦の対潜値は0、非爆雷対潜値は6、状態係数、残弾係数、クリティカル係数はいずれも1、昼戦乱数は0.89~1.22であるので、軽空母と全く同じ計算となるので、最終ダメージだけ記しておく。
最終ダメージ:34~48
伊勢は、アルバコアに34~48の間のダメージを与える計算となる。
実際のダメージ
長くなりますので結果だけ記入します。
サンプル数:40回
想定外のダメージ:0回
ダメージの範囲:35~48
ダメージ平均:41.27
40回演習をおこなった。ミスは3回でそれ以外で、範囲・平均をもとめた。軽空母の時とほぼ同じなので、この計算式で大丈夫だろう。
しかし、実験を重ねていくうえで、奇妙なデータを目にすることになった。
航空戦艦の謎
いくつかデータを集めていくうちに、理論値に収まらないデータが出てきた。データを比較していくうちに、あることが分かった。
電探を装備していなかった。
対潜水艦に、なぜ対空電探が関係するのか分からないが、理論値よりダメージが低いときは、電探の代わりに主砲を積んでいた。
これが主砲x2、対潜用の航空機x2の装備である。
これでデータを取ったので、まとめておく。
サンプル数:48回
ダメージの範囲:29~41
ダメージ平均:35.20
対潜に関係ない電探を主砲に変えただけなのに、なぜダメージ値が下がるのかが分からない。航空戦艦については、状況によっては、軽空母と同じ計算式で、その状況以外は他の計算式になることもありうるのだろうか。軽空母でも同じように、副砲積みと電探積みで調べたが、特に差異は感じられなかった。
まとめ
対潜の軽空母、航空戦艦は上記のダメージ計算で合っているだろう。但し、航空戦艦に関しては、状況次第では違う計算式で算出される可能性がある。なぜ電探だと軽空母と同じになるのかもよくわからない。
あと、偵察機を2スロット装備して、1スロットだけは、航空機→砲→航空機と装備して、発艦機がない状態にした。それでダメージを測定して、ダメージが変われば1度に発艦する艦数(飛行隊規模)が関係すると考えるが、測定して2スロットフル充填の場合と特にダメージに差がなかったので、対潜においては飛行隊規模は関係ないと思われる。
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